4日目は遠征地へ出発する日。バスを乗り継いでやってきたその場所。目に入ってきたのは牛のパネル。
「えっ…、牧場…?」
最後のフリーキャンプでの野外炊事では慣れてた様子で
「畑に野菜取りに行こう」と誘い合っていました。
手元にはかじられた生のピーマンが…。
もう、こうなると畑の野菜も立派なおやつですね。
さて、6日目です。約20kmを自分たちの足で歩いて村へ帰ります。
日が昇る前に起床し、朝日が顔を出す頃、キャンプ場を出発。「朝日が綺麗だね」と、キャンプ場を振り返りながら自然の美しさを班のみんなで感じました。
対して、山越えでは自然の大きさを感じました。急な山道を登りながら息が上がっていきます。仲間の背中を見ながら、励まし合いながら頂上をみんなで目指しました。
頂上にはふれあいの村の職員がみんなを待ち受けていました。特製の疲れが取れる「シソジュース」を頂いて、下山します。
山を越えると次は車や人が行きかう道路を横に歩き進めます。道中、行きは持っていなかったはずのスイカを抱えている班がありました。
「そのスイカどうしたの?」と聞くと
「畑にいたおじちゃんにもらった。頑張れってさ!」こんなイベントがあるのも、また嬉しいことですね。
さぁ、アスファルトの道は、5日の雨はどこへ?と思うほど天候が良く、太陽の光が敵となります…。
歩くペースは個人個人違います。
「もっと早く歩きたいな」「このペースは速いよ」「もっとゆっくりじゃないとつらいかなぁ」
無理に合わせることなく、自分の感じていることを我慢せずに伝え、話し合い、どうしたらみんなで歩けるのか、途中で作戦会議の時間を設けた班もありました。
小さい歩幅で一生懸命歩く小学生。
去年の経験を思い出しながら、そんな小学生のケアをする中学生。
今までの経験を活かして、班をまとめる高校生。
それを見守るカウンセラー。
事務所で受け入れ態勢を作っている職員。
ブログを通じて、歩いている参加者を気にかけて下さる保護者の方や、画面の前のみなさん…。
そんな応援を力に変えて、全員無事にゴール!!!!!!
最後の夜は、みんなでバーベキューをして、楽しい時間を過ごしました。そのあとは、キャンプファイヤーです。司会進行、薪組もすべて参加者が中心となって行いました。
それぞれ班のカウンセラーへ、一人一人がメッセージを伝えます。ちょっと恥ずかしくて言えなかったことも含めて一週間、ずっとそばにいてくれたカウンセラーへの感謝の気持ちがたくさん言葉となって出てきました。
最終日。1週間お世話になったロッジや野外炊事場などを皆で掃除しました。
掃除が終わったらふりかえり。これまでの1週間を思い出すとあっという間でした。
最後は、みんなでテーマソングを歌って、解散です。解散したにも関わらず、まだまだ話したりないのか残っている参加者も…。
迎えに来た保護者の方が思わず「車で待ってるから話し終わったら車まで来てね」と言ってしまうほどに、離れがたかったようです。
みんな、いい笑顔でした。
解散時、保護者の方とお話をして感じた事ですが、1WEEKへの理解、ご賛同をいただいている方ばかりでした。
多くの方のお力添えを頂いて1WEEKキャンプを実施することが出来ました。改めて、本当にありがとうございました。