午前と午後としっかりと時間を取って行ったスキルアップトレーニングは、全ての班が無事に4つのスキルを得ることが出来ました。
それぞれ素敵な武器(スプーンとおはし)が出来上がり、みんなポケットやザックに付けています。
また、ドクダミで染めたバンダナもいろいろな柄が出来上がりました。
「葉っぱを入れてみた」「石を入れてみた!」とみんなの好奇心と知恵が詰まったバンダナとなりました。
これからの活動では、そのバンダナと、武器が1WEEKキャンプのシンボルとなります。
トレーニングが終わったら少し休憩をして、2回目の野外炊事です。
今日のメニューはみんなで同じ釜の飯を食おう「羽釜で炊きこみごはん!」と各班で作る「たまごスープ」、たき火を活かして「焼きナス」です。
一日中歩き回ったうえに、自分で作った武器スキルのトレーニングが功を奏したのか?おかわりをする子がたくさんいました。中には「炊き込みご飯、4杯食べた!」と言う猛者も…食べすぎ注意だよ~!
卵スープはとてもおいしくできていました。思わず「誰が作ったの?」と聞いてみると、ある1人の女の子。
「お家でお母さんに習ったんだよ。卵をしっかり混ぜないとならないの」としっかりしてます。
焼きナスについては「実はナスが嫌いなんだけど、これは食べられたよ!」「このなすはおいしいから食べられる!」という嬉しい言葉も。
嫌いなものも克服できたのは仲間と作って食べたから…かな?!
お片付けも、スキルアップをしていました。まず、カマドの掃除です。昨日は2人が中心となってカマド全体をきれいにしてくれましたが今日は4人になっていました!
新たに加わった2人は「弟子入りした」とのこと。弟子が出来た2人は嬉しそうにしていました。おかげさまでカマドはいつでも綺麗。次も気持ちよく使えます。
それから、薪で調理をしているため、羽釜や鍋にはススがたくさんつきます。ススを落とすのに四苦八苦する話は良く聞く話ですが、1WEEK参加者にはあまり縁のない話の様です。
ススを洗い落とすことが得意な子が磨いた羽釜はまるで鏡!かまどのススチェックを入れる時の眼差しは真剣そのもの。「職人の目つき」と言っても過言ではありません。
仲間からも称賛の声と拍手が集まります。
しかし、羽釜洗いの名人は「(自分の班の)班長に教わったんだよ」。
羽釜の洗い方を教えた班長も「俺が教えたんだよ。」と、誇らしげ。
そんなやりとりを見ていた今年度1WEEKキャンプディレクターのまぁぼが一言…。
「あの羽釜の洗い方は俺があの子(班長くん)に教えたんだ」
一体誰が誰に似たのやら…笑
お風呂に入ってから、ふりかえりをすると、就寝時間となります。今日は「テントで寝る事」で、レベルアップを目指します。
明日は村から出て、遠征キャンプのためのハイキングのスキル、班でのチーム力を養います。だんだんとお互いの野性、ありのままの姿や性質が見えてきた2日目。
得意なこと、苦手なこと、好きな食べ物や嫌いな食べ物も分かってきました。明日はその野性の部分が、どんな風に班に作用していくのか。とても楽しみです。(葉)