本日もとても暑く、愛川町には高温注意報が出て、宿泊団体の方にも熱中症などの注意喚起をしております。適度な休憩と、適度な水分補給をしっかりと。水分補給は一気にたくさんとればよい!というわけではなく、細目に数回に分けて少しずつつ飲み、同時に塩分も摂ることが大切です。
そんな暑い中、村内を歩いていると『ツマグロヒョウモン』が芝の上で交尾をしていました。漢字で書くと『褄黒豹紋』と書きます。四字熟語の様な難しい漢字。名の由来はメスの翅(はね)からきていて、端を意味する褄(つま)が黒色で、後翅表面が豹紋柄であることからいわれています。本物のヒョウの様な柄です。
1時間後にまた同じ場所を通ってもまだ交尾をしていましたが、さすがに直射日光で温まった地面が暑かったのでしょうか、羽ばたいて満開のマリーゴールドへと移動しました。
飛び立つときも2匹共尾をくっつけたまま、飛び立っていましたが、羽ばたくのは体が大きなメス。オスはじっと動かず、メスにひっぱられるようにくっついたまま。メスの方がたくましいのだな…!と、ツマグロヒョウモンの意外な関係性に驚き!
マリーゴールドに移動をしてからも観察をしていましたが、やはり直射日光が暑かったのでしょうか、二人三脚をしながら歩いて日陰がある花の裏へと身を隠しました。羽ばたくときも、歩いて移動するときも離れることなく仲良しこよし。ラブラブな夫婦です。
なかなか離れない2匹。時折、強い風が吹いても2匹でバランスを取り合い、風に飛ばされぬよう踏ん張ります。翅を開いたり閉じたりしてバランスを取る時に、オレンジに色づく前翅の美しい姿も見ることができました。そして、最後は高い木の上へと仲良く飛び立っていきました。
目を離せなくなるほどの美しい蝶。「もう少し見ていたかったなぁ~」と思いましたが、暑い夏を乗り越え、寒い冬も乗り越え、子孫たちがまた美しく、元気に羽ばたく姿を見る楽しみが増えました♪
多田(らん)