本日は朝から高取山・仏果山に雲がかかっており、パラパラと小雨が降っていました。お昼前には一度止んだのですが、午後以降、また雨が降り出しました。
本日利用する団体の子どもたちは「夜、キャンプファイヤーできるかな…?」と空を眺めて心配そうにしていました。
朝から樹木を伐採するために業者の方がいらっしゃり、すでに枯れてしまっている樹木をチェーンソーを使って伐採をしていただきました。
樹木を切ってみると、樹木の真ん中に空洞ができていますが、空洞があっても樹木は生きることができます。
皆さんご存じの通り、植物は木の根っこから栄養分を吸い上げ、幹を通って枝や葉に栄養を送り届けます。
樹木は幹の外側を使って栄養を送るため、大切な幹の外側に傷が付くと、栄養が充分に送られず、樹木自体が枯れてしまいます。樹木も生きているので、虫に食べられたり、寿命がきてしまうと枯れてしまいます。私たちが草刈りをするときに木の幹を傷つけてしまうとそこから栄養が行かず、腐ってしまうこともあります。
私たちの都合だけで樹木が枯れてしまうこともしばしば…。樹木がつけた実を食したり、花を活けたり、樹木を育て売ることで生計を立てたり…と、私たちが樹木から受ける恩恵はたくさんあります。
樹木にも寿命がありますが、剪定や摘果などしっかりと手入れをすることができたら、木が付ける実も多くなるのではないでしょうか。
樹木と私たちがバランス良く生きていけるよう、上手に関わっていかなければなりませんね。(大瀧)