大雪から6日が経ちましたが、村内にはひざ上の高さの雪がまだまだ多く残っています。大雪が降ってからは、太陽が顔をだし少しずつ溶けてはいるのですが、太陽の力だけを頼っていてはなかなか溶けていきません。最後は人の手でやるしかないのです…。
雪が早く溶けるように、あちこちに砂をまいています。この砂はただのすなですが、雪にかけるだけで、早く溶けやすくなるのです。色が黒いので太陽の熱を吸収しやすく、温まり、溶けていくのです。
所長が雪をかいているのは、事務所前の『ドウダンツツジ』。真ん丸の可愛らしい姿が、雪の重みでぼこぼこに…。なんとも可哀想な姿になってしまいました。せめても雪をかき、また真ん丸に育ち、花を咲かせるのを見守るしかありません。
村内はぐるっと一周できるよう、一人が通れる道はできています。いつもは子ども達が3~4人で横一列に並び会話をしながら歩いていますが、そうはいきません。
一本道の雪の高さもひざ上まできています。なんとかぐるっと一周でき、各ロッジへの通路もできておりますが、
このように雪溶け水が凍り、スケートリンクのようになっているので要注意!街中でもよく見かけると思います、朝・晩冷え込むとアスファルトに氷が張るので気を付けてくださいね。
村内をぐるっと一周できても、野外炊事場までの道はまだ開通せず。埋もれたままです。野外炊事場にかけては、さらに雪が降り積もっており、腰あたりまできてしまいます。
ロッジの屋根にも多くの雪が残っています。日が当たり、斜度がある屋根は溶けてきましたが、日陰の屋根はまったく溶けず。大きなはんぺんが乗っているようです。
大雪の影響は木々にまで…。大きな倒木はなかったのですが、常緑樹を中心に多くの枝が折れてしまいました。グラウンド脇にある『マテバシイ』の木は、1本の木に対し必ず1本の太い枝が折れているほどの状態です。
グラウンドも一面真っ白です。3月に入ってからはグラウンド利用が多いので、こちらも早く溶けるよう対処しなければならないところです。
そして、駐車場も利用ができない状態になっています。第1・2駐車場共に雪で覆われてしまい、車をとめることができません。ひざ上まである重みのある雪…。これも地道に雪かきをしていくしかないでしょう。
キャンプファイヤー場もシルエットはわかりますが、埋まってしまっています。愛川ふれあいの村から見ることのできる宮ケ瀬ダム、愛川公園も雪景色。
都心はだいぶ雪が溶け、交通機関も通常通りになりつつありますが、まだ孤立している所も多くありますね。これだけの日数が経ってもいまだに深く爪痕が残っている今回の自然災害。一刻も早く、一人でも多くの人が助かることを祈っております。多田(らん)