秋も深まり、村内にはたくさんの木の実が落ちています。
木の実にもカキやリンゴなどの食用になるものとどんぐりやまつぼっくりなどの食用にできないものがありますが、本日は村内にあるドングリの種類をお伝えしようと思います
まず、右の写真は『マテバシイ』という木のドングリです。これは公園などでもよく見かけることができるドングリだと思いますが、形は砲弾型となっており、白いろう状のもので全体が覆われています。
左の写真は『シラカシ』という木のドングリです。このドングリはドングリの帽子の部分(殻斗:かくと)の横縞がくっきりとしており、ドングリの半分くらいまで深くかぶっていることが特徴的です。
右の写真は『コナラ』のドングリ。このドングリも公園などでよく見かけます。ドングリ自体がスマートな形をしており、殻斗が鱗状の模様をしています。里山を構成している代表的な木のひとつで、縦に筋がはいっていることが特徴的です。
左の写真は『クヌギ』のドングリ。これはダルマ型の大きい実です。殻斗も大きく、ひげが生えたような殻斗です。クヌギは甲虫類が蜜を求めて集まる木なので、子どもたちが最初にこの木の名前を覚えるようですね。
最後は『スダジイ』のドングリ。これは他のドングリと比べ、見分けやすいです。特徴としては、形としては細長く、先端が尖っており、ピーナッツに似ています。また、ドングリ全体を殻斗がつつんでおり、落下時期になると3つに分裂します(右写真)。
村内にあるドングリは5種類ですが、日本や世界にはもっとたくさんの種類のドングリがあります。
秋を感じられるひとつの手段として、ドングリを拾って作品を作って見てはいかがでしょうか。(大瀧)