この花は「サルスベリ」という木にできた花です。サルスベリは漢字で書くと「百日紅」と書きます。文字通り、ひとたび咲き始めるとその花期は長く、約3ヶ月近くの間、夏の炎天下をものともせずに元気に咲き続けます。しかし、1つの同じお花が3ヶ月咲き続けているわけではありません。お花が咲いて散った後、さらに新しい花が同じ枝から次々と咲き出るために、いつまでも咲き続けているように見えるのです。
花の名前というのはおもしろいですね。中国では花の色と咲く期間に注目して”百日紅”と呼び、日本では木肌に注目して”猿滑”と呼ぶ(サルスベリの木肌を触ってみると、他の樹木にはないすべすべとした手触りがある)そうです。
愛川ふれあいの村だけでなく、街中や公園にもたくさんの樹木が植えられています。機会があれば、身近な樹木の名前や特徴を調べてみるのも楽しいかもしれませんね。(大瀧)