村内にはクワの木が何本かあります。ちょうど今、赤黒く熟した実が地面に落ちています。この実は甘くてとてもおいしいので、人だけでなく鳥や虫も大好きです。
一方、「蚕(カイコ)」の餌として知られるクワの葉も、煎じてお茶や薬として昔から飲まれていたそうです。
今日は、そんなクワの葉の「形」に注目してみます。クワの葉は、ハート形をしているものもあれば、切れ込みが入っているものもあります。同じ切れ込みでも規則的なものも不規則的なものもあるし、同じ木の中で大きさも形もさまざまな場合もあり、同じ種類とは思えないものもあります。
これは、もともとクワに「異型葉」という性質があるためで、虫に食べられたからではありません(笑)。このクワが「異型葉」である理由は解明されていないようですが、若い木ほど切れ込みの深い葉が多く、老木になると一定のハート形になるようです。
村内のクワは老木ばかりなので、すべてハート形かな??
と思いつつ観察してみると、切れ込み入りの葉もありました!
解明できていない自然の不思議はたくさんあります。
もしかしたら、クワの葉がさまざまな形をしているのも、
何か意味があるのかもしれませんね。
梅本(チーズ)