12月に初雪はあったのですが、積雪は今年初めてです。
1~2cmくらいの積雪ですが、芝や土の地面が多いふれあいの村を雪化粧するには十分な量と言えます。
事務所の窓に切り取られる風景は、昨日のそれとは全く違うものになりました。
さて、一昨日からふれあいの村に来てくれている職場体験の中学生三名ですが、今日が職場体験最終日となります。
春や夏の利用者が多い時期のふれあいの村は、施設の使い方を説明するオリエンテーションや野外炊事のプログラム指導など、利用者のすぐそばにいる仕事が多くあります。もしかしたら彼らもそういった仕事をイメージして来たのかもしれません。
しかし、冬の平日には宿泊はもちろん日帰りの利用者もほとんどいません。したがってこの三日間彼らにやってもらった仕事は「大掃除」を始め、「クラフト材料の準備」、「木の名前の看板作り」など作業ばかり。
直接ではないけれど、全ての仕事は利用者の笑顔につながっています。みんな真剣に仕事をしてくれました。
そんな彼らもふれあいの村と同じ愛川町に住んではいるのですが、このように白く染まっているのはどうやら村の周辺だけのようで、今年初の積雪に大興奮です。
雪もまだ降る中、カッパと長靴を装備して、村内の巡回に出かけてきました。
この三日間の職業体験を通して社会に出る一歩を踏み出し始めました。どこにゴールがあるかわかりません。そこに行くまでに寄り道もあるかもしれません。でも自分の足跡は、必ずその時の自分につながっています。
その足跡はきっと「経験」という名前で、自分自身にとってなにものにも代えられない宝物になるはずです。
今、踏みしめるその一歩を大切にしながらこれからも歩いてほしいと願います。林田(まぁぼ)