これは「オトシブミ」という虫のメスが作った、卵のためのゆりかごです。
卵が幼虫になると、中から葉っぱを食べることができ、
外敵に見つからずに安心して過ごすことができるのです!
木につきっぱなしのものや落ちているものなど様々ですが、
昔にラブレターを巻き物のようにして、相手が通る道にわざと落とすという思いの伝え方が
あったそうで、その様子に似ていることからこの名がついたそうです。
葉を落とす理由としては、幼虫が葉を食べることで、
木が防衛するための阻害物質を出したとき、それが幼虫の害になってしまうという仮説が
立てられています。
自分の子どもがなんとか健やかに育ってほしいという思いは、
生き物共通ですよね。
みなさんも、オトシブミのゆりかごを見つけたら、そっと見守ってあげてください。
三好みよっしー