1weekキャンプから2日が経ちました。キャンプを終えた子どもたちは、どのような日々を過ごしているのでしょうか。
今年も泣き笑い、ケンカありとさまざまなドラマがありました。キャンプを終えた子どもたちの感想と共に、キャンプ中の様子をお伝えします。
「キャンプの中で一番楽しかったこと」では、こちらで組んだプログラムの他に「友達と話したこと」や「一緒にごはんを食べたこと」など、生活の中で起きたことが多々ありました。
感想文を見て、いろいろなことを感じながら一週間を過ごしていたことがわかります。この気持ちはいつの日にか忘れてしまう時が来るかもしれません。それでも「書き残したこと」と「仲間と一度つながった絆」はどんなに時が流れようとも消えません。
こんなこともありました。6日目の朝にものすごい雨が降った中登った山。山頂で1人ひとつのロールパンを食べました。帰ってきた子どもたちは誰しもが「今まで食べた何よりも、一番美味しかった」と言っていました。
とても疲れて、体も冷えてお腹がすいた状況でのたったひとつのパン。この味は体験したみんなにしかわからない味です。状況と環境で食事の味も変わるもの。ありがたみも変わるもの。不思議なものです。
さらに、食事に関してはさまざまなトライがありました。今回のキャンプではトマトや野菜が苦手な子が多く、キャンプ中の食事の中にも時折出てきました。
ただ、毎回食事をとる前に「食べるもので体は作られる。楽しく元気にキャンプをやるために、バランスの良い食事をとろう。」と伝えたところ、苦手なものでもトライする姿勢がどの子どもにも見受けられました。
味は苦手。でも食べることで丈夫な体ができる!子どもたちの中でも「なぜ食べなければならないのか」が理解した瞬間でした。今日は1個。明日は2個。と数を重ねていった子ども達。中には「克服できた!」子も。食べてみなければわからない。やってみなければわからない。そのことを体で実感しました。
そして、感想として多かった意見が「みんながいたからできた」ということ。みんながいたからご飯を作ることができた。楽しく過ごすことができた。助けてもらうことができた。自分もやろうかな、と思うことができた。苦手なものを食べることができた。
多くのトライができた。笑いあうことができた。1人でできないこともすぐにできた。小さな悩みがすぐに解消された。弱音を吐くことができた。
これはすべて「みんながいたから」できたことなのです。そう思うことができる、信頼できる仲間ができたこと。これも子どもにとっては大きなトライでした。
最後は「誰かのために」思いやるトライが多く「がんばれ」と応援をする。「大丈夫?」と声をかける。次使う人のためにスリッパをそろえる。ゴミを分別する。自分の気持ちを伝える。一つひとつが自分だけではなく相手を思っての行動に繋がっていました。
知らない人と一緒に生活し、班で行動をする。それだけでも大きな勇気。みんなは気が付いていないかもしれないけれど、大きなトライが生活の中であちこちに隠れていました。それを自然とやっていのです。
一緒に過ごしたことは、心の中にしっかりと刻まれて、みんなの人生の糧になっています。今はわからないかもしれませんが、大人になって必ず気がつくときがくるでしょう。凄いことをやった。最高の仲間と絆を作ったことを。
「キャンプに参加してよかった。また来たい。」この言葉を発する気持ちが、自分が頑張って、成長したなによりの証拠です。キャンプで得たこと、今の思いをキャンプが終わっても思い続け、行動につなげてほしい。と願います。
2016年の1weekキャンプが終わりました。みんなが去ったせきれい2は静まり返っています。みんなの元気のいい「おはよう!」「おやすみ♪」がロッジに響くことはありません。しかし、来年、また新しい出会いが待っています。
いつでも帰ってきてください。参加者でなくても、スタッフとしてでも、いつでも帰りを待っています。
本当にありがとうございました。また会える時を、心の底からまっています!
多田(らん)
★☆1week同窓会について☆★
日時:11月13日(日)【10:00~14:30】
場所:愛川ふれあいの村
対象:2016年1weekキャンプ参加者
参加費:無料(紅葉まつり一部有料)
配布物:文集・キャンプ中写真DVD(お越しいただけない場合、後日郵送します)
愛川ふれあいの村でおこなう、主催事業「紅葉まつり」(入場無料・一部有料)の中での一部ブースのひとつとして、同窓会をおこないます。 ご家族の方もぜひお越しください。おまつり内でのブースのひとつとなりますので、おまつりも同時に楽しんでいただけます。
屋台や体験ブース、ステージなど催し物が盛りだくさん!入場無料、模擬店など一部実費となります。
詳しい案内は改めて郵送でご案内をお送りいたします。