春に良く見る「タンポポ」。さまざまな種類がありますが、その中でも「カントウタンポポ」と「セイヨウタンポポ」という種類があります。
この2種類は色や形、大きさなどほぼ同じであることから、なかなか見分けることが難しいと思われている方も多いのではないでしょうか。見分けるポイントは花びらの下にある「総苞片(そうほうへん)」という、葉が発達したものが外側に反っているかいないか、です。
左の写真の○で囲っている部分が総苞片です。
この写真は総苞片が外側に反っているので、「セイヨウタンポポ」です。
こちらの左写真の総苞片を見ると、外側に反っていないため、「カントウタンポポ」ということが分かります。
上から見るとセイヨウタンポポなのかカントウタンポポなのか分からないのですが、こうして下から見たり、違いを探したりすると見分けやすくなります。
タンポポに限らず、いろんなモノをさまざまな角度から観察してみてください。(大瀧)