準備が少し大変ですが、調理自体はシンプルなので家庭でも出来ます。仕込みはまず、つくしは節のところに袴(はかま)が付いているので、全てはずします。食べれなくはないですが、食感は悪いし、美味しくないのではがします。これがひと苦労…ボールに水を張ってその中で、洗いながらはがすと楽に出来ます。
袴をはずしたら、一度水洗いをして沸騰したお湯で1~2分程茹でてアクを取ります。ざるにあけて冷水でさっと洗いまた鍋に戻します。砂糖、酒、醬油、鰹節を好みで入れ煮て行きます。味と食感を見ながら調節をして下さい。火を通し過ぎると、つくしのシャキシャキした食感がなくなってしまうのでほどほどに。
昔はきっと大事な食糧として、つくしに限らず各季節に野山の恵みをいただきながら子ども達は育ったのでしょうね。しかし、今はそんな機会が少ないかもしれません。スーパーで売っているものと違い、作るのに少し手間がかかりますが、親子で季節の食を楽しむ時間を増やしてみては如何でしょうか。(笠倉プリン)