命輝く静かなふれあいの村

6イカル.JPG

イカルの群れが10羽ほど飛んできた。

続けてまた10羽ほど飛んできた。「キィコ-キィ」と

透き通った声が聞こえる。

すると、また10羽ほど飛んできて高いポプラの木は大賑わいだ。

 

 

しばらくイカルのコーラスを聞いていると時間の経つのを忘れてしまった。

高いポプラの木を眺めていると、

高い空を悠然と飛ぶ鷹がいて数日前のことを思い出した。

 久しぶりに、オシドリを見ようと宮ケ瀬周りで帰った。

仲間と楽しそうに泳ぐオシドリを見ていると

西に傾いた薄明光線の中に鷹が浮き彫りになった。

遠く離れていたので鷹の種類は分からなかったが、

雲間から差す光の中で輝いて美しかった。

 

1オシドリ.JPG2薄明光線.JPG

 

 

 

 

 

 

 

秋の日は釣瓶落としと言うが、

見ている間にどんどん日が下がり、肌寒くなってきた。

太陽の光が下から差す薄明光線になったとき、

まだ上空に鷹が見えた。よく見ると数羽の鷹が飛んでいるように見えた。

 

3鷹舞う屋 .JPG

 

 

 

 

 

 

 

望遠レンズを用意して群れらしき中心を狙うと、

200羽ほどの鷹が乱舞していた。

渡りの準備なのかもしれないと思った。

 

4鷹舞う.JPG

 

 

 

 

 

 

 

イカルの声と高い空を飛ぶ鷹からこんなことを思い出した。

気がつくとイカルはどこかに飛んでいってしまい、

陽だまりでアキアカネが体を温めていた。

 

7アキアカネ.JPG

 

 

 

 

 

 

 

キタテハも今日の日を惜しむように日向ぼっこをしていた。

 

8キタテハ.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

シジュウカラは春の準備と新しいお部屋探しを始めていた。

 

シジュウ1.JPGシジュウ2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

紅葉したイロハモミジには種子が、そして黄葉したモクレンには新しい芽が見える。

 

紅葉イロハ.JPGハクモクレン.JPG

 

 

 

 

 

 

 

今、ふれあいの村の生き物たちは秋から冬へと、

そして春への準備を始めている。

そんな静かな中に命輝くふれあいの村にぜひ遊びに来てください。  

 

【文:吉田文雄】

2023年10月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

月別 アーカイブ

アイテム

  • ミミズ1.jpeg
  • ミミズ2.jpeg
  • カントウヨメナ.jpg
  • 20231011 (8).JPG
  • 20231011 (3).JPG
  • 20231011 (2).JPG
  • 20231011 (7).JPG
  • 20231011 (5).JPG
  • 20231011 (1).JPG
  • 20231011 (4).JPG