村の管理棟内の植え込みには、虫の集う木があります。
近くにあるシダレザクラは春にきれいな花を咲かせますが、この『ネムノキ』はマメ科の落葉高木で、この時期花を咲かせます。
村では過去にこの木を切ってしまおうかと言う話が上がったこともあったようです。
残っていてくれてよかった。というのも、この木はとても樹液が出るためカブトムシやクワガタ、カメムシなどの虫たちが良く集まります。
村内は他にもネムノキは生えていますが、ここまで虫たちの憩いの場となっているものはありません。
事務所の近くにあるため、私は観察ポイントとしてほぼ毎日観ています。
ここまで大きくなるのにどれだけの時間がかかったのだろう。
この木が切られていたら、何匹…何十匹、何百匹の虫たちが食べ物に困るのだろう。
たかが木１本でも虫数匹でも大切なかけがえのない命ですね。
石川
