つる植物のたくましさ

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本日は1日中曇りです。前日の雨の影響でしょうか。芝生に生えている草たちについた、きれいな水玉が少ない光りを受けて輝いていました。
 

 

 

 

 

 

 

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一方、村では造園業者の方が入り、こんもりと育った植木をきれいに整えてくれています。その際にやっかいになるのが、つる植物です。今回はこのつる植物についてお話します。

 

 

 

 

 

まず、つる植物とはなにか。

 

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つる植物は自らの力では体が支えられないため、他の植物をつたって光のあたる方へ伸びていく植物です。もう少し詳しく言うと、体を支えるための組織をつくるためには沢山のエネルギーが必要になります。このエネルギーを長く伸びるために使う事が出来たならば、他の植物よりも有利に光を得ることが出来ますよね。それを実現したのがつる植物です。

 

 

 

 

次に、どのようにして成長するのか。

 

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つる植物は様々な方法で、他の植物に絡みつきます。ツタのように吸盤をつけるものや根を食いこませて張り付くもの、アサガオのように巻きひげで巻きついていくものなどあります。村内では様々なつる植物を見ることができ、多種多様な成長の仕方を観察出来るんですよ

 

 

 

 

 

植え込みに絡みつき、選定業者を悩ませているつる植物たちですが、近年では壁面緑化に利用されています。このように、人も知恵を働かせて、限られた面積で温暖化対策をしています。つる植物たちも、知恵を働かせてたくましく生きています。他の植物に絡みつき、光を求める工夫で今まで子孫を残してきました。
植物全般について考えてみると、植物は長い年月をかけて、姿を変えることで他の植物との生存競争に打ち勝ってきました。まさにつる植物はそのひとつです。その点、人はどの動物にも負けない知能によって、生存競争に勝ち続けているといえます。今回は一見ひょろひょろとして頼りなく見える、つる植物のたくましさについてお話しました。

石川(う~ま)

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