本日は梅雨入りの発表があってから、つかの間の晴れ間となりました。最近は雨の降りそうで降らない日が続いたり、降っても大した雨量ではないことが多いです。空梅雨の兆候が見えはじめてしまっています。そのため、村の植物たちは心なしか元気が無いように見えました。
タケニグサ
そんな中、大きく育つ植物を見つけました。名前は『タケニグサ』といいます。名前を漢字で書くと『竹似草』や『竹煮草』と書くそうです。漢字の通り、竹に似ているためにこの名前が付いたとされています。また後者の由来は、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなることから付いたとの説もあります。
タケニグサの葉
実際にふたつの植物を比べてみましょう。
「どこが似ているんだ?」と思った方も多いはず。見た目には分からない中身が似ているのです。皆さんは竹の茎が中空になっていることをご存知でしょうか。タケニグサも同じく中が空洞になっています。個人的には竹と同じようにすくすく育ち、成長速度はやいことも似ているからではないかと考えています。
タケニグサの茎
気を付けてください!
タケニグサはケシ科の植物なので、全体に毒が有ります。植物も生き物です。かわいそうな気持ちと、毒が皮膚につくとかぶれるおそれがあるために、今回は茎を切りませんでした。
竹の葉と茎
タケニグサを人におき変えてみよう。
写真のように見た目には似ても似つかないふたつの植物ですが、調べてみると似ているところがある。人も見た目が違っても性格が似ていたり、趣味が同じなんてこともあります。人は見た目で判断せずに、積極的に知り合う事で、他人の意外な一面を見ることが出来るかもしれませんよ。
石川(う~ま)