本日、ついに野外炊事場のオオシマザクラが花を咲かせ始めました。
白い花は他のサクラとずいぶん印象が変わりますが、落ち着いた雰囲気で好きです。
ひと足先に花を咲かせていたヤマザクラはというと、
少しずつ葉が大きくなってきており、花のピンク色と少し赤みの入った葉がじつにマッチしています。
皆さんは、満開を迎えたサクラや散りゆくサクラ、葉と花が入り混じったサクラ、様々ありますが、
どんなサクラが好きですか？
さて、前置きが長くなりましたが、本日は村内のサクラや花の開花状況を観察している時に、
ふと気になるものを発見しました。
せきれい１棟の隣に生えている草が刈られたように途中から無くなっています。この草は『カンゾウ』というユリ科の植物で、職員が間違えて刈る事など無いのですが…、
しかも、この草だけが刈られている事を不思議に思い周りを見てみると
あちこちに足跡があるのを見つけました。
これはシカの足跡。
よーく見てみると、コーヒー豆のような形になっているのが分かります。
どうやらカンゾウだけを狙って食べていたようです。
後で他の職員に聞いてみたところ、カンゾウの若葉は甘味がありクセが無く、
甘酢みそに和えるととても美味しいらしいです。
シカたちもどこかで食べ、この味を知ったのでしょう。
カンゾウの生えているスポットは他にもありますので、是非探してみてください。
もしかすると、シカが見れるかもしれませんよ。
天野あまがき
