道路の雪はすっかり溶けて、ノーマルタイヤで走る事はできますが、村内の雪はまだまだ残っています。
さて、愛川町中学校の職場体験が真っ白な雪が広がる中、２日目を迎えました。
今日も元気いっぱいに「おはようございます！今日もよろしくお願いします！」と挨拶をしてやって来ました。
昨日の大掃除による筋肉痛はなさそう！さすが若者…。
最初の仕事は『ベンチの雪取り』。このベンチは野外炊事場にあり、週末に行う主催事業で使うため、雪を取ってもらいました。
溶けて氷になっているところはカタイ！どうやったら砕きやすいか、試行錯誤考えながら工夫を凝らします。
その後は『薪割り』。人生初めてのオノを使って大きな丸太を割っていきます。最初に大木職員による使い方と安全講座。真剣な眼差しで話を聞きます。
コツは真ん中に当て、オノの支点と作用点をうまく利用すること！簡単そうに見えて、やってみると難しい…！交代で何度か繰り返し、４人で協力をして大きな丸太を割りました。
何度かやっているとすぐにコツを掴む４人。この吸収力には驚きがいっぱいです。オノで割った丸太は、さらにナタで細く割り、最後は束にします。
野外炊事で使いやすいような束を作る。これを目標に、束ね方のコツを聞きながら挑戦！太い薪から細い薪を入れていきます。スカスカになると、運ぶ時に崩れてしまうので、すき間を作らないように工夫します。
時には、必要な太さにナタで割ります。この時にはすっかりナタの扱いにも慣れ、望みどおりの太さに割れるように成長！あっという間に４人で１２束できました。
この薪の量は、１クラスが野外炊事をする、１食分の量。それを聞いた中学生たちは「まじか…」「これがあっという間になくなっちゃうんだなぁ」「商品を作るって大変なんだな。」としみじみ…。
次のお仕事は『大掃除の準備』。昨日やった大掃除。次に大掃除をするロッジの準備をしました。
事業も、仕事も何事も準備が大切！大掃除の最中に、お布団にほこりがかぶらないよう、丸めて別の部屋に避難をさせます。そのための布団丸めをしました。
丸めた布団を運ぶ時、１人ひとりが運ぶより、バケツリレーみたいにやったらいいんじゃない？とアイディアも出て、４人で協力して運ぶことになりました。意見を出し合い、コミュニケーションを取りながら仕事をする姿は大人顔負け！
一致団結のお陰で、あっと言う間に終えました。
お昼休みを挟んで、午後は『ペンキ塗り』。午前中雪を落とした野外食卓のベンチにペンキを塗っていきます。１年使って色が落ちてしまったベンチ。塗り替えると新品のようにきれいになります！
初めてのペンキ塗り。慣れてきても雑にならず、集中が途切れることはありません。一生懸命丁寧に塗り上げました。他に、新しい木材に防腐剤を塗ったりと、お手の物！
みんなでやるから、協力するから早い！今日も一日安全第一でお仕事を終えました。感想では「なんのためのお仕事かを考えると気持ちが入る」「楽しく協力してできた」といった言葉が出ました。
１日を通して、仕事に対して色々考えながら、気持ちを込めながら、楽しみながらお仕事をしている姿が印象的でした。そして、４人の絆も深まっているように見えます。
明日でいよいよ最終日。最後まで安全第一で、楽しみながら頑張ってもらいたいですね。多田（らん）
