村内をあるいていると足元に小さくて可憐な花を見つけました。
茶色い枯葉に埋もれて、青紫色の花弁がちらりと見えた
この花の名前はオオイヌノフグリ。
別名「オヨメサンバナ」。
この花の形が、日本のお嫁さんの髪型に似ているからだそうです。
ある地方では「星のまたたき」というロマンチックな別名もあるそうです。
気を付けないと踏んでしまいそうなほど小さなこの花は
その周辺にはまだ1輪しか咲いていませんが、
暖かくなるにつれ、たくさん咲いてくれると思います。
「犬ふぐり 星のまたたく ごとくなり」――高浜虚子
俳人の高浜虚子は野にたくさん咲くオオイヌノフグリの花を星にみたててこの俳句を詠んだそうです。
愛川ふれあいの村でも野に咲く星のまたたきを見られると思うと、楽しみでなりません。(葉)