竹3本を7:5:3の長さになるように切り、松と一緒に束ねます。
2~3日で背丈ほども伸びる生命力をもつ竹。冬でもみずみずしく、
神が降りてくるのを「待つ」ことからその名がついたと言われる松。
松と竹が選ばれているのは、「松は千歳をちぎり、竹は万代をち
ぎる」という言い伝えによります。
土台にするバケツにワラを巻き、縄でしばります。ワラには、豊作への祈りがこめられています。縄の巻き方も下から7重・5重・3重と、縁起の良い7:5:3。ワラの上の部分は編みこみ、余分な部分を切ります。そして、ワラの土台の中に竹と松を差し込んで土で固定します。
最後に、マンリョウの枝を飾りつけたら、完成です!冬に熟す実が美しく、たくさんのお金をほうふつとさせる名前のマンリョウ。これも縁起物です。センリョウやナンテンの実などを使う場合もあります。
今回使った材料、松・竹・ワラ・マンリョウのうち、ワラ以外はすべて村内にあるものです。ワラは、米を作っている職員のおうちからいただきました。門松は、正月の縁起物で、1年のはじめに神様がやってくる際の目印「寄り代」となると言い伝えられています。よい年が迎えられますように。
完成した門松は、管理棟事務所入り口に飾ってあります。ぜひ見に来て下さい!※12月28日~1月4日までは休所日となり、村内に入ることはできません。
梅本(チーズ)